窯出し
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窯出し

窯焚きの終わりから約1週間、ゆっくりと温度を下げた窯を開けて焼き上がった作品を出していく。
窯口のレンガを取り除く作業から始まり、上手く焼き上がった作品や焼き損じのものに一喜一憂しながら、作品を取り出すリレーと窯内部の整理が行われた。
詳細情報


窯口のレンガが取り除かれると表面に溶けた灰の表情と光沢を帯びた作品が顔を出した。


既定の温度で融解するゼーゲルの形で内部温度を測り知ることが出来る。1段目のゼーゲルコンは右から#9〜#11。

 

各作品それぞれの個性はあれども、割れや思った通りの焼き具合にならないものも出てくる。

「だからまだ焼きものは辞められないな」と言った窯主の言葉は印象的だった。

 


3−4段目の作品から上部に見える鞘(灰が被らないように蓋をした鉢)に入れて焼いたものや少しづつ落ち着いた表情の作品が見て取れた。

 

作品を取り出した鞘の内部。灰になった籾殻や作品がくっつかないように置いた貝殻。

 

最上段の5段目には#8、9のゼーゲルコン。

 

取り出された作品の童仙房(重ねて焼く場合などにくっつかないように作品の間に入れ、作品の表情も作る粘土)を外し、水洗いや研磨などをして完成へ。

土と炎に人が工夫と手を加えた器は、形作られた記憶を伝えるように手に馴染んだ。

 

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