水明窯の穴窯は約15度の傾斜をつけた全長10メートルの窯が内部で5段に分かれており、各段にどのように作品を詰めていくのかが作品の出来に大きく関わります。
窯の中を掃除しアルミナを内部に塗りながら奥の5段目から順に作品を詰めていきます。
支柱や棚板を重ねて窯の内部に作品の置き棚を組んでいきます。
4段目、3段目には下段よりも落ち着いた風合いの作品に仕上がるような作品を詰めていきます。各段で隙間なく詰めるのか空間を持たせて詰めていくのかで火の走り方も変わる為、窯焚き時の内部の火の様子や作品の出来を想像しながら窯詰めを行います。
2段目から1段目は温度が高く、作品は薪の灰を被りやすい為それらの灰が溶けて作品に表情を作っていきます。
最後はレンガで入り口を塞ぎます。