窯焚き(後半)
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窯焚き(後半)

窯焚き6日を迎えると窯内部の温度も1000℃を超え15分から20分間隔で薪を焼べていきます。陶芸家の仲間も集まり焼べ手を交替しつつ、薪の本数や種類を工夫し微妙な温度変化を調整します。想定した最高温度1250℃(ゼーゲルコーンでは#10、11が倒れる程の温度)に達し、その後も温度を下げぬように緊張と興奮が入り混じる中で夜通しの作業が続きます。
詳細情報

1000℃を超えた窯口は凄まじい温度になり、純綿の服や軍手、防火手袋、エプロン、面や耐火グラスで防備し薪を焼べる。


煙突から煙が排出される量や色なども薪を焼べる目安となる。


薪を焼べる合間も窯の状況や各陶芸家の考えなどの会話が飛び交う。

今回の想定した最高温度に達した後も夜通し温度の調整を続ける。

通常では直視出来ない程の熱と光の中、炎の上がり方や置き(焼べられた薪)の高さを確認しつつ薪を焼べていく。

窯焚き7日目の朝、急冷させる作例の為に幾つかの作品を窯から引き出す。


急冷した作品の色味の変化を確認し、夜通しの窯焚きの緊張感から一気に笑顔が溢れた。

窯から引き出した色味本を窯主が確認し焚き終わりを指示した。

水分を含ませた土で隙間を埋めて窯を閉じる。

窯口をレンガと土で閉じ、1週間ほど時間をかけゆっくりと冷やし窯出しへ。